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頭痛の疫学

慢性頭痛の中でも、代表的なものが「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」。それぞれの頭痛に悩む人は、日本全体でどれくらいいるのでしょうか。頭痛のタイプによる患者数の違いや性別、年齢による違いなどのお話です。

頭痛に悩む人はどれくらい?

実は、日本人の4人に1人、3,000万人は慢性的な頭痛持ちだと言われています。成人だけをみると、3人に1人の割合になります。
その中で、緊張型頭痛持ちが一番多くて、2,200万人、次いで片頭痛持ちが840万人と言われています。なお、片頭痛と緊張型頭痛、両方が混在している場合もあります。
痛みが非常に激しい群発頭痛は1,000人に1人いるかいないかの割合で、かなり少なくなります。

頭痛になりやすいのはどんな人?

頭痛は一般的に女性に多くみられます。それが最も顕著なのが片頭痛で、20代女性では、同年代男性の約2倍、30代では約3倍、40代では約7倍とのデータもあります。緊張型頭痛は、男性1に対し女性が1.6倍で、これもやや女性に多くみられます。群発頭痛だけは男性に多く、女性の約5倍と言われています。
年齢でいうと、慢性頭痛は働き盛りの壮年期に多くみられる頭痛です。片頭痛の場合、5〜6歳からみられるケースもありますが、思春期のころから増えはじめ、30歳代をピークとして60歳を過ぎるころに治まるというのが一般的です。群発頭痛は、20代〜30代の男性に多くみられます。緊張型頭痛も、やはり壮年期に多いようです。

治療を受けている人はどのくらい?

慢性頭痛は、仕事や子育てに忙しい世代に多い病気ですが、実際に病医院で治療を受ける人は少ないようです。例えば、片頭痛患者さん全体では、約3割の人しか受診経験がありません。
生活の支障度が中等度以上の重い症状の人でさえ、約4割以上の人が、病医院へ行かず、ただ痛みを我慢しているのが現実です。

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