
頭痛持ちだとなりやすい病気があるのか、それともなんらかの病気が原因で頭痛が起こるのか、心配なことも多いですよね。頭痛と他の病気との関係について、間中病院院長 間中信也先生に答えていただきました。


 片頭痛は遺伝傾向があります。片親が片頭痛持ちだと子どもに50%(2人に1人)片頭痛が発病すると言われています。ただし、必ず遺伝するというわけではありません。体質が似る程度と考えるといいのではないでしょうか。脳の病気については、頭痛持ちだからといって特になりやすい病気はありません。ただし、バットで殴られたような激しい頭痛、突然始まった頭痛、いつもと痛みが違う頭痛の時は、脳の病気が原因の可能性があります。迷わず受診するようにしましょう。


 蓄膿症と頭痛は関係あります。ただし、急性の場合です。急性蓄膿症(副鼻腔炎)は粘膜が炎症を起こし、頭痛や顔面痛がひどくなります。しかし、慢性の副鼻腔炎の場合は、信じられている程は頭痛の原因とはなりません。蓄膿症の頭痛は耳鼻咽喉科の治療で楽になりますから、耳鼻咽喉科を受診してください。


 顎関節症の多くは緊張型頭痛を併発しています。いつも歯をくいしばっているために顎の周りの筋肉が痛みを発して頭痛になるのです。歯をくいしばるくせをできるかぎり改めるようにします。そのほか悪い噛みぐせや合わない入れ歯、歯の欠損も顎関節や咀嚼筋に負担がかかり顎関節症になります。ただし、頭痛、めまい、肩こり・・・何でも顎関節症のせいにする施術者や医師がいると聞いています。信頼のおける口腔外科や歯科の先生に相談するとよいでしょう。


 頸椎の配列が悪いと頸部の筋肉に負担がかかり、緊張型頭痛の原因となります。整体で治療を受けてもまた元へ戻ってしまうといった場合は、きっと生活習慣に問題があるのでしょう。悪い姿勢、猫背、うつむきの姿勢のままでいる、高い枕で寝ているなど頸椎や頸部の筋肉に負担を強いるような生活をしていませんか。何よりも姿勢の矯正が大切です。首を前や後ろに曲げたり、回転させる、肩のスットン体操(肩を持ち上げ、一気に力をぬく)などを生活にとり入れましょう。


 血管腫には動静脈奇形、海綿状血管腫など何種類かがあります。場合によっては出血することもあります。その場合は「いつもと違う痛み」となります。すなわちガーンと棒で殴られたような頭痛となるのです。麻痺や失語症状が出ることもあります。このような場合はすぐに医師(脳神経外科)にかかりましょう。血管腫と片頭痛が合併しているような場合はやはり定期的(1か月に1回程度)に、脳神経外科に通院したほうがよいでしょう。


 おできのようなものが何であるか、これは診察しないとわかりません。水疱性の場合はヘルペスという病気の可能性があります。だんだん痛みが増してくるのであれば、やはり受診したほうがいいでしょう。受診する科は外科、脳神経外科、皮膚科などから選んでください。

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