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壮年期、高齢期と頭痛

年齢によって起こりやすい頭痛の特徴が変わってきます。壮年期は片頭痛が多く、50歳以降に発症する頭痛には、気をつけなければならない頭痛が多いようです。

壮年期の頭痛は

壮年期は、片頭痛も緊張型頭痛も群発頭痛も多い時期ですが、一番生活に支障をきたすのは片頭痛です。頭痛の的確な診断を受けた上で、自分に最も適切な治療薬を選んでもらうことです。たとえば片頭痛の発作にはトリプタン系製剤(イミグラン、ゾーミッグ、レルパックス)が特効薬となります。
一方、この年代にも、やはり脳腫瘍やくも膜下出血など「悪玉頭痛」による頭痛の可能性はあります。「今まで経験したことのない頭痛」の場合は、躊躇せずに専門医に受診して原因を診断してもらいましょう。

高齢者の頭痛は

年をとると片頭痛や群発頭痛の頻度は減ってきますが、緊張型頭痛はあまり減らないようです。高齢者の頭痛で特に、注意してほしいのは慢性硬膜下血腫と側頭動脈炎です。
慢性硬膜下血腫はボケを伴う頭痛の場合に疑われますが、CTかMRIで容易に診断がつきます。
側頭動脈炎はこめかみの動脈が炎症を起こす病気で、女性に多く、放っておくと失明します。こめかみに強い痛みが起こるのが特徴です。
50歳以降の新規発症の頭痛は「悪玉頭痛」(命に関わるような頭痛)の可能性が高い点に注意してください。慢性硬膜下血腫、側頭動脈炎以外にも、脳腫瘍、くも膜下出血なども起こりやすくなります。特に麻痺やけいれん、ぼけ、視力障害とともに頭痛が現れた場合は、必ず受診しましょう。
そのほか、頭にできたヘルペス(水疱)はがんこな頭痛の原因となるので、水疱ができたら迷わずに医師にかかりましょう。入れ歯が合わなかったり歯がないと顎関節症による頭痛が起こります。食事に関係して頭痛が起こる場合は口腔外科・歯科に相談してください。うつ病や頚椎の変形、あるいはこりによる後頭神経痛が多いのも高齢者の特徴です。

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