春になると飛散するスギやヒノキの花粉。花粉症に毎年悩まされている方はいらっしゃいませんか? 2005年のスギやヒノキの花粉の量は、飛散量が少なかった昨年の10〜20倍、例年に比べても2〜3倍と、全国的に非常に多いことが予測されています。そこで今回は、花粉症とその薬について、また花粉症薬と頭痛薬との併用について説明しましょう。
花粉症とは、スギやヒノキをはじめとする植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどのアレルギー症状を起こす病気です。空気中に舞っている花粉が眼や鼻の粘膜から体内に入ると、これらを排除しようとして免疫機能が働きます。ところが免疫機能が働きすぎてしまうと、アレルギー反応となって上記のような症状が現れてきます。花粉症の症状を少なくするには、なるべく花粉が体内に入らないようにする工夫や注意が大切。花粉の飛散が多い日は外出を控えたり、外出した場合は帰宅後の手洗いやうがいを念入りにする、衣服に付着した花粉をよく払い落とすなど、日ごろからの心がけも必要になります。マスクやゴーグルでガードするのも一つの方法です。 そうは言っても、花粉の侵入を完全にシャットアウトすることは不可能です。症状がつらいときは、早めに医師に相談し、治療を始めましょう。花粉症で病医院にかかると、一般にアレルギー症状を抑えるための薬が処方されます。症状の出方や程度は人それぞれなので、あなたに合った薬を医師が選択してくれると思います。抗ヒスタミン薬やケミカルメディエーター遊離抑制薬などの飲み薬、鼻に噴霧して鼻粘膜の炎症や腫れを緩和する点鼻薬、目のかゆみや充血を抑える点眼薬などがこれにあたります。
頭痛持ちの人が花粉症になった場合、頭痛薬と花粉症の薬を両方飲まなくてはならないときがあると思います。これらを一緒に飲んでも大丈夫かと心配される人がいるかもしれませんが、頭痛薬と花粉症治療薬の相互作用は確認されていませんので、一緒に飲んでいただいて問題ありません。しかし、頭痛でかかりつけの医師には、自分が花粉症を持っていることや現在服用している薬を報告するようにし、花粉症で受診する場合にも、自分が頭痛持ちで、どのような頭痛薬を服用しているかを伝えるようにしたほうが安心でしょう。市販の薬を服用する場合も、心配な場合は薬局の薬剤師に相談すれば答えてくれます。頭痛にしても花粉症にしても、がまんするのはとてもつらいことなので、できるだけ症状を軽くできるような方法を見つけられるとよいですね。
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