慢性頭痛の原因は肩こりや目の疲れ、過労やストレスなど人それぞれ。いくつかの原因が組み合わさって頭痛を引き起こしている場合がほとんどで、これらの原因をすべて取り去るのは不可能に近いため、慢性的に頭痛に悩まされ続けることも少なくありません。このような頭痛を漢方で和らげるのも一つの方法。医師によっては、漢方薬を頭痛治療に処方する場合もあります。そこで、今回は頭痛によいとされている漢方薬についてお話ししましょう。
漢方薬とは、針灸や気功などと並ぶ漢方医学の治療法の一つで、天然物である生薬を、原則として2種類以上組み合わせた薬のことを言います。漢方医学は人間がもともと持っている自然治癒力を高め、体調を整えることを基本にしているため、一人ひとりの体質や症状を見極めながら、最適な漢方薬を組み合わせて処方されます。急激に効果は現れないにしても、徐々に体のバランスを整えることにより、体調を取り戻す効果が期待できます。また、「漢方薬には副作用がない」と言われることがありますが、これは間違い。体に合わない強い薬を使ったり、大量に使い過ぎると副作用が現れるのは西洋薬と同じです。
漢方薬は、体全体のバランスを整えることを得意としている治療法です。このため全身的に体調が優れず、頭痛だけに限らない様々な症状が出ている場合や、病後や高齢者で基礎体力が低下している場合、また何らかの副作用で頭痛薬が使えない場合などに適しています。しかし、漢方薬と言えど薬は薬。前にも述べた通り、副作用が全くないわけではありません。医師の診断を受けたうえで、症状に合ったお薬を処方してもらうことが大切です。頭痛の頓服薬などと組み合わせて服用することも可能なため、漢方薬を望む場合はそれを医師に伝えましょう。
頭痛に使われることがある主な漢方薬には、次のようなものがあります。
漢方薬を選ぶときは、自己判断をせず、医師や薬剤師などに相談しましょう。
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