新コーナー薬剤師ユウコが解説するお薬最新情報のvol 2は、「あなどれない市販薬の副作用」です。 コンビニエンスストアなど一般の小売店における薬の販売が検討され、ますます手軽に薬が手に入る時代となりました。便利な点もあるけれど、市販薬も処方薬と変わらない医薬品。副作用が起こることもあります。個人の責任で使用する市販薬だからこそ、きちんとした使い方、副作用の情報を知っておくことが必要となります。 今回はこの市販薬について、副作用と適切な使い方を紹介します。
頭痛に使われる市販薬は、解熱鎮痛薬です。この薬は、頭痛以外にも解熱や、歯痛、生理痛、腰痛などの一般的な痛み止めに使われます。痛みのもととなる痛み物質の生成を抑制したり、痛みの伝わりをブロックする働きがあります。 解熱鎮痛薬の副作用として、よく知られているものに、胃腸障害があります。これは、痛み物質の生成を抑制する際に、同時に胃を守る物質の生成も抑制してしまうために起こります。また、解熱鎮痛薬を飲んで、皮膚に湿疹があらわれたり、喘息のような症状があらわれることがあります。この症状は、解熱鎮痛薬の中に含まれる薬の成分に対するアレルギー反応です。このような胃腸障害、発熱や皮膚症状があらわれたら、すぐに薬の服用を中止し、薬剤師や医師に相談するようにしましょう。
市販薬の副作用による死亡例は、2000年4月1日から2003年6月10日までの約3年間に10例であったという厚生労働省の報告が今年の9月にありました。このうち、解熱鎮痛薬、総合感冒薬が原因と疑われる死亡例は4例です。症状は、薬疹、咽頭浮腫、全身性皮疹・心肺停止などでした。 死亡にいたらなくても、重い後遺症に悩まされることもあります。「スティーブンス・ジョンソン症候群」という病気は、一般的な薬剤が原因となり、誰にでも発症する可能性がある病気。市販のかぜ薬などで起こることもあります。この病気になると、目や口の粘膜に炎症が起こったり、全身の発疹、発熱があります。重症化すると命に関わるだけでなく、後々失明などの重い後遺症が残ることがあります。発症のメカニズムはまだ解明されておりません。かぜに似た症状があらわれる初期に、適切な診断、治療を受けることが重要だと言われています。 きちんと用法・用量を守ることはもちろんですが、変わったことがあればすぐに薬剤師や医師に相談することが肝心です。
賢く使うポイントをまとめました。
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