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頭痛治療薬、ここに注意

薬に関するお話を薬剤師ユウコがお届けします。vol 6は、「頭痛治療薬、ここに注意」です。
薬を飲むと副作用だけでなく、相互作用が起こることがあります。
今回は、頭痛治療薬と他の薬の飲み合わせ(相互作用)についての注意点をご紹介します。

頭痛治療薬にもある相互作用

2つ以上の薬を一緒に飲むと、薬の効果が弱まったり逆に強まったりすることがあります。その結果、効き目が十分得られなかったり副作用が強く現れたりします。この現象を相互作用と言います。全ての薬で相互作用が起こるわけではありませんが、特定の薬の間で起こりやすいことが知られています。相互作用の頻度や影響の強さによって、絶対に併用してはいけない「併用禁忌」と注意が必要な「併用注意」が薬ごとに決められています。
頭痛治療薬の場合、トリプタン製剤とエルゴタミン製剤は、一緒に飲んではいけない「併用禁忌」です。また、トリプタン製剤同士でも違う種類のトリプタンであれば一緒に飲むことはできません。

こんな人は気をつけて

医師に現在飲んでいる薬をすべて(他の病気やケガで服用しているものも含む)伝えているのであれば、神経質になりすぎる必要はありません。ただし、医師に伝えていない人や市販薬を使っている人は、注意が必要です。頭痛患者さんが経験しやすい相互作用として次のようなものが知られています。

  • かぜや気管支炎、副鼻腔炎などで処方された薬がある場合
    ある種の抗生物質の中には、頭痛治療薬と相互作用を起こすものがあります。
  • 胃潰瘍や胃炎などで処方された薬がある場合
    抗ヒスタミン薬(シメチジン)を飲んでいる人は、ゾーミッグと一緒に飲むとゾーミッグの作用が強く現れすぎる(副作用も強くなる)ことがあります。
  • 皮膚に湿疹があり飲み薬を処方された場合
    皮疹に処方されるステロイド剤(デキサメタゾン)は、レルパックスの作用を弱めてしまいます。逆にアスピリンでは作用が強く現れすぎることがあります。
    なお、塗り薬の場合も同様の作用は起こりますが、血中への移行が少ないためあまり心配する必要はないでしょう。
  • 市販の鎮痛薬を飲んでいる場合
    頭痛や歯痛などで処方される鎮痛薬と、成分が重複してしまう可能性があります。また、市販のかぜ薬中にも鎮痛薬成分など重複する成分が含まれることがあります。同時に服用するのはやめましょう。

きちんと伝えて相互作用を防ごう

基本的に、相互作用が起こらないようにするためには、相互作用の可能性のある薬を一緒に服用しないことです。
ですから、頭痛で受診する場合も、逆に頭痛治療薬を飲んでいる人が他の病気で受診する場合も、自分が飲んでいる薬をきちんと医師に伝えてください。医師は、飲んでいる薬がわかれば問題の少ない薬を処方することができます。処方を受けたあと、医師に伝え忘れたことがあったり、市販の頭痛薬を飲んでも大丈夫かなど心配なことがあれば、近くの薬局でかまいませんから薬剤師に質問すれば答えてくれます。
複数の薬を飲んだ後に、発熱や発疹などいつもと変わったことがあれば、予期せぬ相互作用の可能性もあります。すぐに薬剤師もしくは医師に相談してください。

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