薬に関するお話を薬剤師ユウコが解説するコーナーも7回目。今回のテーマは「どうする? 薬が効かないとき」です。 薬が効かない、薬を飲んでも頭痛が治らない・・と感じたときにはどうしたらいいのか、どんなことに気をつけなければならないのか、市販の薬と病院で処方される薬に分けて解説しました。参考にしてくださいね。
市販の鎮痛薬は、頭痛をおそれて予防的に毎日のように飲んだり、効果がないのに気休めに飲んだりしていると、薬物乱用頭痛を招くこともあります。また、鎮痛薬を飲みすぎると胃をあらす心配もあります。「効かない」と思いながら鎮痛薬が手放せない人や、月に10回以上鎮痛薬を飲むという人は、ぜひ病院で診てもらいましょう。 薬が効かないから、別の薬を試してみるという人も多いようですが、何十種類もある市販薬の中から、自分に合うものを探し出すのは至難の業。あれこれ試してみるより、思い切って専門医を受診して症状に合った薬を処方してもらうほうが、結局は頭痛を治す早道と言えます。
効かないからと言って、勝手に薬の量を増やしたり、服用回数を追加するのはやめましょう。
トリプタン系の薬の場合は、片頭痛発作が起こって痛みが強くなってから飲んでも効果を発揮しますが、なるべく早く服用するほうが早く効き目が現れ、効果も高いと言われています。そのため、片頭痛と判断できる頭痛には最初からトリプタンを服用するのが効果的です。なお、最初に鎮痛薬を服用してしまった場合でも、片頭痛が治まらないときにはトリプタンを追加しても問題はありません。 エルゴタミン製剤は、頭痛が現れてから服用すると、効果がみられなかったり不十分な場合があり、また胃で吸収されるのに約30分かかるとされているので、頭痛の前ぶれがあったときやごく初期に飲むことが必要です。
成分は同じでも剤形が違うと薬の吸収経路や吸収速度も異なります。片頭痛で気持ちが悪くなってしまう場合、薬が胃から吸収されにくくなっている可能性がありますので、鼻からスプレーする剤形の方が適しているかもしれません。どうしても錠剤がよい場合には、気持ちが悪くなる前に早めに服用するという方法が有効です。処方された薬の種類や服用のタイミングについてわからないことや不安があれば、医師や薬剤師に遠慮なく聞いてみましょう。
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